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2/24木【認知症あんしんサポーター講座を受講して】

中学・高等学校のグラウンドに設置されている足洗マットの水に氷が張っていました。
体を丸めたくなるような朝でしたが、教室に注ぐまぶしい朝日が、私たちに元気をくれるように感じました。
今日は、3,4校時に5年生総合学習月影共生「高齢者理解学習」に向けた講座『認知症あんしんサポーター講座』を受講する日です。オンラインでつながる皆さんとの交流の様子をご覧ください。

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【国語「まとめの学習」】

『大造じいさんとガン』の学習がまとめの段階を迎えています。
“物語の魅力を伝える”というめあてで、「印象に残る表現」や「物語の魅力ポイント」をノートに書き出す活動から始めました。

そのノートと本文をもとにして、200字程度の文章を書くことが、まとめの学習です。
今回は、ロイロノートに打ち込み、みんなと共有できる時間を設定する計画を立てました。

この物語には、色や動きが目に浮かぶような表現が散りばめられています。

また、ガンの頭領・残雪に対する、おじいさんの熱い思い、それが変化していく描写についても、5年生のみなさんは、見事にキャッチしていました。

同じ表現を選んだ友達の文章を比較し、互いが心に響いた点が違うことや、共通していることなどを取り上げて考え合うことができました。

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【総合共生(ともいき)『高齢者理解学習』】

『認知症あんしんサポーター講座』を受講し、高齢者の皆さんのことを少しでも理解して、お互いがよりよい生活ができる世の中に!を目指して、5年生の総合学習「共生」が始まりました。

「左京南地域包括支援センター」の皆様のお力をいただいて、今日の学習が成立しています。看護師の方から「高齢者になるということは」というお話や、「認知症ってなあに?」という講話をいただき、“理解”という活動が少しずつ深まっていきます。

また、肘や膝の関節にサポーターを巻くことで、“関節の曲がりにくさ”を体験し、手首と足首におもりを付けることで“歩きにくさ”を体感しました。
「(全てを左半身に装着しているので)歩いていると、左右のバランスがおかしい感じになって、歩きづらいです」と、画面向こうのセンターの方に伝えてくれました。

カラー手袋をはめて、財布からお金を出す作業もチャレンジしました。
体験学習ならではの気づきは、貴重な学習です。

もう一つ、「エクセレント岡崎」のみなさんとも、オンラインでつながっていました。こちらは、認知症を患っておられる高齢者の皆さんが利用されている施設です。

施設長さんから、日々の生活の様子を写真を通してご紹介いただきました。季節毎の行事を始め、お散歩や料理、書道に工作と、「毎日、わくわく・うきうき・わいわい暮らしているんですよ!」というお話を聞くことで、「認知症」の言葉から、明るくて前向きなイメージを持たせてもらうことができました。

練習してきた「♪君をのせて」の二部合唱は、皆さんに無事に届いたようで喜んでいただきました。また、施設長さんのギター伴奏で、「♪上を向いて歩こう」を一緒に歌うこともできました。

「大切なことを忘れないように工夫されていることは?」や「季節によって大変なことはありますか?」など、私たちの質問にも真剣に答えていただきました。
お年寄り、小学生といった区切りではなく、お互いが気持ちよく安心して過ごすためにできることがあると、学習した時間でした。

【3つの『ない』】 ・急がせない ・驚かせない ・心を傷つけない は、
私たち5年生の学校生活でも同じ事です。
「相手の立場になって、寄り添えることを一番大事にしています」と話された施設長さんのお言葉が心に残りました。

 


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