11/21木【てくてく歩いて…】
今日は、1年生「てくてく遠足」の日です。
まぶしい日差しの中、全員揃って出発することができました。疎水の小道に広がるみんなの影も、くっきりと表れています。
サクラ並木の冷泉通りを抜けると、鴨川が見えてきました。琵琶湖疎水の責任者・田辺朔郎の名前が付いた“田辺小橋”を渡り、鴨川と横並びに歩きます。
「あっ!カモや~」と子ども達。
もう少し歩くと、親鳥のカモが集まって陽向ぼっこをしている様子に出会いました。
子ども達から「先生、やっぱり鴨川やし、カモがいるんやね?」と、納得の一言をもらいました。
遠くに北山連峰を見渡せる“丸太町橋”を歩いています。ほんと、いいお天気!てくてく日和です。
河原町通りを越えると、京都御苑・富小路口に到着!
テニスコートの横で、どんぐり拾いをしました。
ほかにも、松ぼっくりに…
模様のような色づきの葉っぱ、
穴のあいた葉っぱも見つけました。
松葉を使った“おすもう遊び”も楽しみました。
寺町御門を抜けて、御所の外堀を歩くコースに出ました。御門の角では、見上げるほどの大きなイチョウの木がお出迎えです。
てくてく進んでいくと、香ばしくて、おいしい匂いが風にのって届いてきました。
その正体は……、“カツラ”の葉っぱです。お醤油のこげた香ばしい臭いを求め、少し寄り道をしました。
すると、足下に大きなミミズを発見!もちろん…大騒ぎです!くにゅくにゅと体を縮めて、土にもぐっていきました。
清和院御門に入ると、“森の博物館”につながります。“メタセコイア”が、すっくと空に伸び、鳥たちのさえずりが聞こえます。その中を、静かに進みました。
昨年の台風で倒れた木の根っこを見ました。1年生の背より高く大きな根っこの横を通りました。
“母と子の森”に着きました。やさしい日差しが届く中、絵本を読んだり…
紙芝居を見たり…
丸太遊びに、
陽向ぼっこ。
“ひっつきむし(ヌスビトハギ)”をジャージに付けて楽しむ子達もいました。
真っ黄色のイチョウの葉や細長い松ぼっくりを見つけ、知らせてくれました。
こちらは、せっせとひっつきむし取りを…。手袋に着いたのを取るのは大変そうです。
大きな切り株の上も楽しそうです。その根元には、キノコが自生しており、興味津々の子ども達。にぎやかな声が聞こえてくるようです。
日直さんの合図で、いつもの通りの「食前のことば」を唱え、おいしいおいしいお弁当を食べました。後半の活動に向け、しっかりとエネチャージができました。
ここからは、学習院跡にある大銀杏の木を目指して、てくてく歩きます。途中で“クヌギ”のどんぐりが落ちているところを通りました。どんぐりは、少なかったのですが、“かさ”がたくさん落ちていたので、明日の造形遊びにと、2個3個いただくことにしました。
そのほか、大きな松の木から地面に付くくらいの枝が横に伸びている様子を見て…
京都御苑の有名な木“サクラマツ”の横を歩きました。倒れた松の木の幹を通って、桜が自生し、このように立派な桜の木として育っているものです。赤や黄色の色づきが美しいです。
大銀杏の木・エリアに着きました。集合写真を撮った後は…
竜の体のような松の幹を観察したり、
赤ちゃんイチョウを見つけたりしました。
タイプの違う松ぼっくりをゲットして喜んでいると、近くを通りがかった方から、たくさんの松ぼっくりをいただく場面も……
明日の造形遊びでは「何を使おうかな?」と迷ってしまいそうです。
大銀杏の幹は、太くてどっしりとした姿でした。暖かい秋が長かったせいか、まだ緑色の葉も残っていました。
さあ、いよいよ御所とお別れです。紅葉したもみじを横に、学校へ向かいます。
帰りの丸太町橋からは、大文字山が見えました。この後も、てくてく、てくてくとがんばって歩きました。たくさん体を使い、たっぷり楽しめた「てくてく遠足」でした。
帰校後は、明日の造形遊びの準備をしました。教室の中が、秋色に包まれています。