11/28木【「3つのキーワード!」クリーンセンター見学★ダイジェスト版】
今日は、朝一番に「京都市北部クリーンセンター」まで校外学習に出かけました。
社会科の時間に、京都市内に集まるごみの行方について学習してきました。そのまとめと、さらなる課題を見つめることをめあてに、出発しました。
学校から北西の方角にバスが走ります。すると、だんだん山に近づいてくることに気づきます。「あっトンネルや!」と子ども達から声が上がりました。パッカー車の姿を捉えたので、クリーンセンターに到着した事が分かりました。
センターの方を待つ間に、はい、ポーズ!みんなの手には、たんけんメモと筆記具がそろっています。
入場してすぐに、今日の見学をナビゲートしてくれる“パオパオ”のお出迎え。係の方やモニターの解説で、見学が進むことを知りました。
シアターでは、これまでに、人間が生活していくために行った自然破壊や大量のごみによって未来の生活が危ぶまれることを教わりました。そこで、このセンターで3つのキーワード!を調べること、それを実践しようとすることが、未来を救うのだというメッセージを受け、見学が始まりました。
こちらは「ごみピット」という場所です。家庭から出された燃えるごみを回収し、燃えやすくするために、この大きなキャッチャーを少しずつ移動させ、「持ち上げては落とす」を繰り返しています。
ガラスの向こうをのぞき込むと、まさにごみの山。一日に約400tのごみが回収されるそうです。
このキャッチャーひとすくいで、パッカー車の3台分くらいのごみが持ち上がるとのこと。一人の男子が「これも、プログラミングやな」と、つぶやいていました。係の方が操作しておられるのですが、よく考えられた機械の仕事ぶりに、感心のまなざしをおくっていました。
それにしても、ごみの量…工夫して減らしていくことは、わたしたちの大事な使命です。ここで、キーワードの1つ目が分かりました。リデュース(ごみを減らす努力)です。
センター内には、ポイントごとにモニターが設置され、係の方の解説と共に、3つのキーワードを考える時間が用意されています。このようなシートをもらって、書き込む形で、見学が進んでいきます。早速、「リデュース」を書き込みました。そして、ごみを減らすほかに、ごみにしないで何度も使うという「リユース」についても、モニターで教わりました。
通路から、次々とパッカー車が戻ってきます。車ごと体重計のような所に乗って、総重量を計測し、ごみを落とした後にもう一度計測することで、ごみの量が分かる仕組みになっています。
こちらは、燃やされた時に発生する熱を回収している「ボイラー」です。北部クリーンセンターでは、この熱を利用して、館内の電力を賄っているだけでなく、「電気を売る」ことも行っていると聞きました。
焼却の制御室です。階段状になった炉で、下から空気が吹き込まれて、燃えながら灰になるそうです。また、有毒なガスが発生しないように「活性炭」を使った装置も紹介していただき、考え尽くされたシステムに「すご~い!」の連続です。
こちらは、資源ゴミの回収エリア。そうです。ペットボトルやびん、空き缶をもう一度資源に戻して、製品を作るという、3つめのキーワード「リサイクル」の仕事が分かる場所です。資源ごみが落ちていく時に、子ども達は、液体が一緒に流れている様子に気づきました。係の方が、「飲み物が残っていると、ものすごい臭いがするんです。洗って捨てることは、難しいことではないのにね。」とコメントされた時、一人の女子が、「そうや。月影祭の時も、飲み残しを集めてたなあ」と思い出してくれました。文教キッズも学校内で実践できているのですね。
画面は、作業の方がペットボトルを手作業で選別されているシーンです。子ども達の目線の先には、圧縮されたペットボトルとスチール缶が、並んでいました。この塊のまま、リサイクルの業者さんに持っていき、再生利用をしておられると聞きました。
3つのキーワードをゲットしたみんなは、もう一度シアターに戻り、“パオパオ”達が未来を救うためのパワーとなる「リデュース」「リユース」「リサイクル」をアイテムボイスにして、自然破壊を防ぐ未来の完結を見届けました。
終わりには、積極的に聞きたいことや気になる点を質問し、熱心にメモ取りを行っていました。
帰校後は、ごみ処理の全体を振り返った後、クリーンセンターで見聞きしたことを、まとめ作文として書き進めました。