10/22木【小関越え遠足】
【小関越え遠足】
今日は小関越え遠足に向かいました。
さて問題です。黒板に描かれたこの方は、どなたでしょう。
そうです。琵琶湖疏水を計画した立役者、第3代京都府知事の北垣国道です。みんなを応援してくれています。
お天気が心配ではありましたが、なんとか曇り空での出発になりました。
教室では、「がんばるぞー!」と意気込んでくれた4年生。気合い十分でスタートしました。
京津線を乗り換え『三井寺駅』に降りた4年生。明治の大事業『琵琶湖疏水』をたどる遠足の始まりです。疏水のスタートである取水口に向かいます!
第2疏水の取水口です。第二疏水はすべてトンネルの疏水です。どうしてすべてトンネルにしたのかな?という疑問を思い出しながら、工事の規模の大きさを実感します。
取水口をスタートに、いよいよ疏水を辿って学校へと向かいます。「電車に乗ってきたここまでの道のりを、すべて歩いて帰るよ!」と言うと、「えーーーーーー!」と驚きの悲鳴が上がっていました。
長良山に向かって歩いてると、第一トンネルの入り口を発見!
汗をかきながら、小関越えコースを歩いていると、第1たて坑が見えてきました。難所・長等山トンネル工事には、このたて坑が大変役に立ちました。ここから、現場に向かう方達が出入りし、仕事の効率を上げる工夫をされたと学習しました。
「思った以上に大きい!」と声が上がります!実物を見て、みんなとっても感動している様子でした。
長良山を越えて、疏水沿いを歩いていると、観光船の姿が!観光船に向かって、「いってらっしゃ~い!」と、大きく手を振りました。水しぶきが、逆走を語っています。昔は、手こぎで上流を目指していました。
ロープを張り、たぐるように上がる方法も取り入れ、3時間かけての船便だったそうです。
その後も、ひたすらに疏水沿いを歩き続け、気づけば四ノ宮の船だまり、近くの疏水公園でお昼ご飯を頂きます。やっと来た、お弁当タイム!
お弁当タイムで~す!「お腹すいた!」と何度もくり返していた4年生も、笑顔でご飯を頬張ります!ご飯を食べた後は、ワークシートを進めます!これまでの道のりをふり返りながら、書かれた問題を解いていきました。
お昼を頂いた後は、また疏水沿いを歩き続けます。
すると、森の中に第二トンネルの試作品が現れました。実際に入って、触って、「大きい!」という声も上がりました。全員がすっぽり入ってしまいそうな大きさでした。
お昼ご飯を食べ、元気いっぱいで再スタートしたものの…そろそろ足下がヘロヘロの様子…
ヘトヘトになりながらも、一生懸命歩きます。それでも、歩みは続きます。重たい足を懸命に進めていると、なんとドングリを発見!休憩をかねて、しばし“秋みつけ”タイムとなりました。」
休憩を終え、さらに歩いていると、上からポツポツと雨が降ってきました。ここからはレインコート姿で歩きます!「これは汗なのか?雨なのか?」と言いながら、みんなたくましく歩いて行きます。
浄水場を背に、山手に上がっていくと、“インクライン”に出会いました。建設の関係で、どうしても段差が発生します。その課題を解消するため、水力発電で生まれた電力を使って、線路を敷いた上に台車を走らせ、舟を水路に乗せる仕組みを思い出すことができました。
さらに、インクラインの下を通るトンネル「ねじりまんぽ」を見学しました。レンガがねじれており、強度が高くなっています。「すごい!」と興味津々の様子でした。
さあ、もうすぐゴールの文教小学校です!もう足が限界!それでもあと一踏ん張り!みんなの頭の中に、体育のダンスで取り組んだ「You can do it!!!!!」のメロディーが流れます。
いよいよ文教小学校に到着!ぐったりと、そしてやり切った表情の4年生。帰りの会をするのもやっとという様子でした。頑張りを称え、みんなで拍手をしました。最後まで本当に、よく頑張ってくれました。