12/16水【Cold winter day・礼拝・給食・クラブ活動】
【Cold winter day】
Yesterday was our first cold winter day here at Bunkyo Elementary School. And still it's freezing today.
The heaters are on and many of the students are wearing gloves, hats, warm jackets, and scarves. Don’t forget to bundle up to stay warm in this cold season!
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【放送礼拝】
礼拝の朝を迎えました。仏教聖歌とお十念をお唱えしました。
12月の中日になりました。2学期終業式まで、あと2週間を切りました。2学期の登校日数は88日間です。
今日のお話は24節気の主な一つ、冬至についてでした。校長先生の「12月21日は何の日か知っていますか?」からお話が始まりました。今回は理科的な内容であり、また、低学年の生活科と連携できる「伝統的な日本の文化」についてです。
冬至は北半球では一番夜が長く、昼が一番短いです。その日の京都では、日の出が7時1分。日の入りが16:50です。昼間は9時間49分で、夜は15時間11分と、夜の時間が長いのがよく分かります。ちなみに夏至はそれが逆になりますね。暗くなる時間が早くなるので、帰校時は帰る用意を済ませ、安全を意識してすぐに帰らなくてはいけません。
話は戻り、「冬至」は中国の昔の占いの書「易経」に『一陽来復』と記されています。これは、太陽の力が戻って運が上向きに転じる日なので、よい日だとされているのです。
冬至というと、日本では食べ物では、かぼちゃなどを食べます。黄色や赤は、運気を上げる色で、食べると風をひかないとされています。
また、冬至は湯治(とうじ)ともされています。この日に、ゆず湯を楽しむご家庭もあることでしょう。これはゆずを丸ごと入れると健康によいとされているそうです。ゆずを太陽に見立て、おめでたい陽の数とされる1,3,5,7,9などの奇数の個数を入れるとよいそうです。
また「ん」のつく食べ物も運気を上げます。みかん・だいこん・れんこん・きんかん・ぎんなん・にんじん・なんきん(かぼちゃ)など・・。
「終わるよければすべてよし」という言葉がありますが、まずは毎日が大事です。
校長先生は「最後の日まで全力を出すこと。自分にできることを考えて一日一日を過ごすこと。そんなみんなを仏さまはいつも見守ってくださっています。」としめくくりました。
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【給食】
◆今日の献立
・牛乳
・ごはん
・さばの竜田揚げ
・れんこんのゴママヨサラダ
・すまし汁
ほうれん草がたくさん入った「すまし汁」でした。冬の季節に旬を迎えるほうれん草は、ビタミンCや糖質が増えるため、夏より栄養価が高くておいしくなります。捨ててしまいがちな、赤い根っこの部分にはマグネシウムが特に多く含まれ、葉っぱだけでなく根も栄養価が高いのです。きれいに洗って是非食べるようにしたいですね。
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【クラブ活動】
2学期最後のクラブ活動でした。今回はプログラミング、ソフトテニス、ECO生活、歴史ウォーキングクラブの活動を紹介します。
[プログラミング クラブ]
今日は「プログラミングゼミ」というソフトを使って、プログラムの学習です。
ブロックを組み替えて、画面上のキャラクターを問題通りに動かせます。
だんだんと難しい課題になりますが、みんな集中して取り組みました。
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[ソフトテニス クラブ]
後期のクラブ活動6回目です。
サーブレシーブの練習から始めました。後半は、いつものように試合です。
ラリーが長く続き、試合らしくなってきました。スマッシュも決まっています。
寒い日でしたが、熱戦が続きました。
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[ECO生活 クラブ]
今日のECO生活クラブは、前回作った「マイECO掃除グッズ」を使って、家庭科室の掃除をしました。洗剤や水を無駄に使わない、エコな活動を目指しました。バケツにはったお湯に、毛糸のたわしをつけてしっかりぬらします。
あらかじめお湯をためておけば、水の出しすぎも防げます。
しっかりたわしを絞って、シンクを磨いていきました。
シンクや蛇口についた白い水垢のような汚れが、きれいに落ちているようです。
みんなでアクリルたわしの効果を確認しながら、黙々と掃除をしてくれました。
アクリルたわしで磨いた後は、自分たちで縫った雑巾で水気をしっかり拭き取りました。
特に蛇口の部分は、ピカっと光って、とてもきれいになりました!
お家でも身近にある物を活用し、エコな掃除にチャレンジしてみてください!
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[歴史ウォーキング クラブ]
前回より古地図に親しむ「歴史ウォーキングクラブ」です。
まずは、前回に訪れた「妙傳寺」と「満足稲荷神社」を古地図で確認し、続いて今日の行き先、川端仁王門に近い「頂妙寺」を確認しました。
妙傳寺・満足稲荷神社をはじめ、学校周辺には多くのお寺がありますが、それは1708年に京都の「宝永の大火」と関係があります。移転せざるを得なくなったのです。今回行く頂妙寺は、その大火以前に建立されました。
いざ出発です!
メンバーは、先生の「どうして、ここは仁王門通りという呼び名だろう」と意味深なつぶやきを気にしながら、てくてく歩きました。
古地図では、本校周辺のお寺が江戸時代末期の古地図の位置とほぼ変わっていません。今回、仁王門通りを西に歩きながら、それを確認しました。
それにしても、たくさんのお寺が集まっています。川端通りから東大路、それに二条通から三条通りのこの区域だけで、55ものお寺があります。本当に特別な空間です。
目指す頂妙寺は、看板の左(方角は西)の広い場所にあたります。
行く途中、ある南北の道路が水路だったことも、古地図より発見しました。
そうして、頂妙寺の山門に到着。
山門を通り、中へ入らせて頂きました。目の前に、とても立派な造りの二天門が見えてきました。
二天門の名の通り、この中に持国天と多聞天(毘沙門天)がおられます。運慶・快慶作と伝えられていると聞き、「へぇ~」「はぁ~」とうなずく6年生。「鎌倉時代前の作品が場所を変えながら、今も大切に残っていたということかなぁ」と、いろいろと想像を巡らすメンバー達でした。
ふと、気づきました!
「二天はまさに金剛力士像のよう。金剛力士といえば仁王。二天=仁王? 二王?」
「仁王門通りの由来とは、ひょっとして?!」
「そう。仁王門通りの名前は、この二天門の像から頂いたものなんです!」
ついに、私達の学園正門前の通り「仁王門通り」の名前の由来が確認できました!
でも、驚きはまだありました。二天門を見上げると扁額がありました。
「何か読める字がありませんか?」と先生。
「天正十二年・・・」
「豊...」
「太閤...」
「豊臣秀吉のサインでは・・・?」
どうして秀吉の名前があるのでしょう。実は、織田信長が法華宗(日蓮宗)の布教を禁じたことがありました。それを秀吉が回復の許可をしたものであることを、子ども達が知りました。子ども達の「へぇ~」「はぁ~」がまた出ました。
二天門を抜け、本堂前へ行き、そこでお参りをしました。
でも、これで終わりません。
実は、出発前に子ども達に確認していたことがありました。それは...
「(先生が「風神雷神図屏風の写真」を見せながら・・・)この絵を知ってる?」
「よく知っているよ。」 「授業でも出てきたよ。」
実は、頂妙寺は、その風神雷神図の絵師「俵屋宗達」とも関係があるのです。宗達のお墓と伝わる場所へ行き、静かに手を合わせました。
「歴史に感動!」のクラブ活動でした。