10/13金【さすてな京都に見学!!】
【校外学習】
観光バスに乗り、南部クリーンセンター(さすてな京都)へ出かけました。
3年生はこれまでに社会科の時間を通して、京都市内に集まる「ごみの行方」について学習しています。
今日は、更なる学習課題とこれからの生活に生かせること探求しようと、めあてを持って取り組みました。
クリーンセンターに着くと、施設の方に案内されて広報室へ。
そこでは、ごみを分別することがどれだけ重要なことか、リチウムイオン電池がごみの中から発火する映像を交えながら紹介していただきました。
子どもたちは、燃えるごみの中に入れてはいけないものを良く理解できたと思います。
普段から意識して分別し、ゴミ出しすることが大切ですね。
その後、見学の約束を伝えられ見学開始です。
まずは、プラットホームです。
1階と3階にあり、1階は持ち込みごみ、3階はごみ収集車が、ピットにごみを投入する場所です。
次に、焼却炉の場所に向かいました。
階段状の火格子である「ストーカー」の上で、ごみを移動させながら処理する焼却炉を使っていると聞きました。
900℃以上の高温で焼却することにより、燃え残りのない完全な灰になるそうです。
続いて、ごみピットについて学習しました。
こちらは、家庭から出された燃えるごみを回収し、燃えやすくするために、この大きなキャッチャーを少しずつ移動させ、「持ち上げては落とす」を繰り返しています。
ガラスの向こうは、まさにごみの山です。
一日に約500tのごみが回収されるそうです。
このキャッチャーひとすくいで、およそ4トン(象1頭分?)のごみが持ち上がるようです。
子どもたちは「ごみを減らさないと...」と呟いていました。
たしかに・・・一人一人の意識が大切です!
それから、それから・・・
ごみの焼却によって発生する高温の排ガスから熱を回収し、高温・高圧の蒸気を作るボイラ・排ガス処理施設
ボイラで作り出した高温・高圧の蒸気を利用して、最大14000kWを発電できる蒸気タービン発電機
余った電力は電力会社に売っているようです。
最終処分場(エコランド・音羽の杜)
この場所は、燃やしたごみの灰を埋め立てする場所です。
後50年ほどで埋め立てできなくなると言われていました。
もう一つの最終処分場を作る場所、時間、費用は簡単に生まれません。
このお話を聞き、私たちはどのように生きていくか考えられる良いきっかけとなりました。
生ごみをエネルギーに変えるバイオガス化施設
微生物に生ごみを20日間かけて食べさせて、ごみを小さくする取り組みです。
地球温暖化を防ぐためにも、燃やすだけではなく、何かに変える努力も必要だと感じました。
このようにたくさんのことを丁寧に説明していただきました。
今日の学びを忘れずに生活することを願っています。
帰校後の根っこタイムで、クリーンセンター見学の振り返りを行いました。
次の社会の時間でも、写真を見返しながら学習を進めます。
保護者の皆様には、是非お子さんから今日の見学で感じたことを聞いてみて下さい。
そして、家族で2回目の見学をおすすめします。