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1/12金【初釜の礼法】

2018/01/12

『初釜』で、新年始めの礼法をお迎えしました。

この日にふさわしい掛け軸の言葉は「好日」。
校長先生からのメッセージです。
いつもの礼法とは全く別の流れで進みました。
子どもたちは、3つの役割を務めます。
それは、お点前さん・半東(はんとう)さん・お客さんの3担当です。

お点前さんは帛紗を準備し、いつものお作法を始めます。

ところが、今日は、お棗に本物(!?)のお抹茶が入っており、慎重に進める必要があります。
お点前さんは、本物の!?お抹茶をお茶杓ですくうため、まさに“お清め”の作法を実感します。
いつもは「帛紗さばきの1つ」という感覚で行っているお作法も、今日ばかりは違います。
神妙にお茶杓を清め、お棗(なつめ)からお抹茶を取り分けます。
お棗も軽い入れ物ではありません。
美しい緑のお茶が入った大切なお茶器だったことに気づくことができました。

次には、鉄瓶に入ったお湯を、お茶碗に注ぐ仕事も待っています。
熱いのと重たいのと……緊張は、最高潮に……

お茶を点てる姿には、余裕が感じられます。

半東さんは、お菓子とお点前さんが点てたお茶を、お客さんに運びます。
お点前さんの斜め後ろに座っています。
お点前さんの仕事が次に回ってくるため、よくよく観察しておくことがポイントです。

お客さんの役も回ってきます。
本日のお菓子は“花びらもち”。
初釜にふさわしく、おめでたい色合いの生菓子です。
京都エリア特有の主菓子(おもがし)とのこと。
中には、甘く煮たごぼう、白味噌を和えた餡が入っていました。
黒文字(枝の先のような楊枝)を使って、おいしくいただきました。
来週は、お茶会のリハーサルです。
集中して取り組みたいです。


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