3/16火【第37回 卒業式】
【第37回 卒業式】
本日、6年生が本校を巣立ちます。
今朝の天気は、少し時雨れたり、晴れ間が差したり、曇ったり...ですが、春の心地よさを感じます。
寒い冬の間、ずっとつぼみだったモクレンの花が、可憐で白い花を咲かせようとしています。目標に向かって頑張ってきた6年生と姿が重なります。
昨年度に続き、新型コロナウイルスの影響のもと、時間や規模を縮小しての開式です。
玄関前や講堂前には、消毒用アルコールを。
また、全員マスク着用の上、隣席との間隔を空けて、会場に臨みます。
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教室に入った6年生。
机の上になつかしい絵を発見! 1年生の時に描いた自画像です。
昨日は、6年生が2年生の時に「卒業前の自分に書いたお手紙」を読みました。1年生の時の絵を見ながら、なつかしさがさらに込み上げます。
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厳かな雰囲気の中、卒業式が始まりました。
6年生の入場です。
始めに礼拝を行います。仏教聖歌を歌いました。
担任の髙石先生より、6年生全員の名前が呼ばれます。
卒業生は「はいっ」の返事で、身が引き締まります。
校長先生より、一人ひとりに卒業証書が手渡されました。
子ども達は卒業証書を受け取り、保護者席にいる自分の家族に一礼します。
深々と頭を下げる姿もありました。
ぐっと背が伸び、落ちついた表情に成長を感じます。
保護者の方にとっては、あっという間の6年間だったかもしれません。
私たち教職員にとっても、6年前の入学が、まるで昨日のことのように思い出されます。
その後、門主賞・精勤賞の授与もありました。
次に校長先生の式辞です。
まず、「なにげない日々の生活のありがたさ」についてです。
世界は今、100年に一度の苦難に悩まされています。私たちは「自由にできることのありがたさ」に改めて気づかされました。
コロナ終息後、その有難さを感じて 自分にできることを実行すること。そして、精一杯やってみること。そうすれば必ず道が切り開けると教えて頂きました。
次に「和」についてです。
卒業記念品として新しい畳を頂きました。体育館の端に展示していましたが、そこには一緒に掛け軸があり、前校長 勝部先生が書かれた「和」の字がありました。
先日、校長先生と古都 奈良を社会見学した6年生。
校長先生より、聖徳太子が伝えた「和を以て貴しとなす」を紹介して頂きました。
「和」といえば、和解・平和・温和・柔和などの言葉があります。令和の和でもあります。
皆が助け合い、協力し合う意味が込められています。これは、お釈迦様が説いた「利他の心」に通じます。
最後に、「感謝と利他」は人間の智恵であり、今後もその智恵をぜひ行動に表してほしいという願いを込めたメッセージを頂きました。
続いて、卒業生全員による「別れの言葉」がありました。
6年間の成長を感じます。
続いて、6年生保護者様から謝辞を頂戴しました。
新しい生活様式で我慢の多い一年でしたが、その中での仲間との絆や支え合いを糧に「未来を生きる活力に..」や「今を大事に全力で取り組んで..」のメッセージを頂きました。
小学校生活、最後のご挨拶・礼です。
「見守って下さって、ありがとうございました・・・」
「さようなら先生、さようなら友達・・・」
いよいよ6年生の新たな門出です。立派に式を終え、退場します。
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教室に上がった6年生。髙石先生より一人ひとり 名前を呼ばれ、卒業証書を受け取りました。
走馬灯のように過ぎた6年間がよみがえります。
先生より最後のメッセージがありました。
1つ目が、努力により選択肢が多くなり可能性が広がることです。
2つ目が、今後思い悩むことがたくさんあると思うが、それはその一連の行為がコミュニケーション力を鍛えるとことにつながっている...そんな前向きな考え方で、物事に向かうこととのことでした。
どうか、あらゆる人に心をかけられる、一隅を照らすことのできる透き通った心を持ってください!
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なお、本日の卒業式に際して、たくさんの祝辞を頂きました。誠にありがとうございます。
浄土宗総本山知恩院の御門主猊下よりお祝辞を頂きました。
「感謝の気持ちを忘れないように」ということ。そして、「法然上人のみ教え(月かげの心)を基に、一層の精進をし、自己の持つ力を充分に発揮し、希望と生き甲斐のある充実した人生を送ってください」とのメッセージでした。
こちらは、在校生からの「ありがとうメッセージ」や校内掲示です。
(1年生より)
(2年生より)
(3,4,5年生より)
お祝いのクラッカーの音が聞こえてきそうです!
温かな雰囲気で、卒業をお祝いできました。
校庭の桜の花も咲き始めました。
またいつか、本校を訪ねてください。
いつまでも、お元気で!